Exercise

運動療法

What is Exercise Therapy

透析運動療法とは

透析中の限られた時間を活かし、筋力と体力を維持する運動プログラムです。

透析患者様は日頃から食事制限や体重制限が必要であり、この制限を続けていると体力・筋力は急速に低下するため、運動はとても重要になります。

透析中に下半身を中心とした、安全かつ効果的な運動を取り入れることで筋力を維持し、転倒予防やQOLの向上も期待できます。

Why Exercise

なぜ透析中の運動が必要なのか

ベッド上での安静は筋肉に重力がかからないため、この期間が長いと筋力がどんどん低下し、1週間で20%、3ヵ月以上では不可逆的な低下が起こっていきます。透析中はこのようにベッドレストの状態となるため、4時間透析の場合で考えると——

4時間 × 3回 / 週 12時間 週あたりベッドレスト
年間で 26日 脱力状態が続く計算

また、1回の透析でハーフマラソンと同等ほどのエネルギーを消費し、運動耐用能も透析患者様は健常者の約半分しかないともいわれているため、食事制限や体重制限を行うことで需要と供給のバランスが崩れ栄養状態の悪化や炎症、内分泌異常など様々な悪循環に繋がります。

これに加え、ご自宅でも倦怠感や血圧の低下などにより安静の機会が増えてしまうため、透析患者様の筋肉は減りやすくなっています

※ 運動耐用能:個人が運動に耐えられる最大能力

Flow

透析運動療法の流れ

定期的な運動の評価を行い、現状の成果を患者様へお伝えします。これからの目標設定や、運動継続の障壁を確認し、患者様が前向きに運動を取り組めるようサポートしています。

Programs

運動療法の取り組み

透析中のベッド上で、無理なく続けられる4種類のメニューを取り入れています。

ゴムバンドを使った下半身のストレッチ(透析中ベッド上で実施)

ゴムバンドによるストレッチ

下半身を中心に、ループバンドを使って筋肉をやさしく伸ばします。

エアロバイクを使った有酸素運動(透析中ベッド上で実施)

エアロバイク運動

ベッドサイドの専用バイクで、有酸素運動を行います。

フィジオロールを使った自重運動(透析中ベッド上で実施)

フィジオロールでの自重運動

フィジオロール(バランスボール)を使い、自重で筋肉を鍛えます。

SIXPADを使った電気刺激による筋トレ(透析中ベッド上で実施)

SIXPADでの電気刺激

電気刺激(EMS)で、寝たままでも筋肉を効果的に刺激します。

透析運動療法はすぐに実感できるものではなく、長期的な継続が必要なものです。「体力を維持すること」「運動を継続すること」は生命予後を大きく改善させることが報告されていますが、自覚症状の変化がみられなかったり、運動することによる疲れなど中断したくなる出来事も出てくるかと思います。

しかし、日常生活を送るうえで、筋力や体力の低下は、入院を転機に通院困難になる可能性が高くなります。当クリニックの透析運動療法を通して、ただ長生きではなく、元気でいられる長生きを目指していただきたい!と思っております。

運動療法についてのご相談

透析中の運動について気になることや、当院の取り組みについて詳しく知りたい方は、
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